GLP-1は飲み薬(リベルサス)と注射薬どっちがいい?それぞれの違いとメリット・注意点を解説

GLP-1

GLP-1 飲み薬 注射薬

GLP-1受容体作動薬には注射タイプだけでなく、飲み薬タイプリベルサスもあります。

リベルサスは皮膚に問題を抱える方、注射の管理が難しい方などには優先的に処方されることがあります。

ただし、リベルサスは注射タイプと比べると一般的に効果が出にくいと言われます。また、リベルサスのような飲み薬タイプでも副作用のリスクはもちろんあるため注意が必要です。

この記事ではGLP-1の飲み薬の特徴や注射タイプとの違い、メリット・注意点についてわかりやすく解説します。

※GLP-1ダイエットに用いられるオゼンピック/ウゴービ・マンジャロ/ゼップバウンドには、下記のような副作用があります
主な副作用:悪心・嘔吐、下痢、便秘、腹痛、めまい、頭痛、腹部不快感など
重大な副作用:低血糖、急性すい炎、胆のう炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸など

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GLP-1の飲み薬タイプ(リベルサス)とは?

GLP-1受容体作動薬には、経口薬(口から飲む薬)として使用されるタイプの「リベルサス」があります。

リベルサスは服用薬で注射を使わないため、心理的なハードルが低いと感じる人もいます。

ただし、一般的な飲み薬と同じ感覚で飲めるわけではありません。薬の吸収に影響しやすいため、服用するタイミングや水の量、服用後の飲食まで細かく決められています。

飲み薬タイプを選ぶ場合は、「飲むだけで簡単」と考えるのではなく、正しい服用方法を守れるかどうかも重要です。

リベルサスとGLP-1注射薬どちらがいい?

GLP-1ダイエットを始めるにあたり、飲み薬の「リベルサス」と、自分で注射を行う「GLP-1注射薬(オゼンピックやマンジャロなど)」のどちらを選ぶべきか迷う方は多いです。

どちらも基本的な痩せる仕組みは同じGLP-1受容体作動薬ですが、使いやすさや生活スタイルによっておすすめのタイプが分かれます。

注射が苦手な人はリベルサスをすすめられやすい

リベルサスは錠剤なので、注射に対する精神的なハードルや恐怖感、針を刺す痛みがありません。自宅だけでなく、旅行先などへの持ち運びも手軽です。

ただし、リベルサスは胃からの吸収率が非常に低いため、「起床時(完全な空腹時)に、コップ半分の少量の水(約120ml以下)で飲む」「服用後、少なくとも30分(できれば1時間)は飲食や他の薬の服用を避ける」という厳しいルールがあります。

服用のルールを守れないと有効成分が十分に吸収されず、期待した効果を感じにくくなることがあります。

毎日の服用が難しい人はGLP-1注射薬をすすめられやすい

「毎朝起きてから30分も飲食を我慢するのは辛い」「毎日決まったルールでお薬を飲むのが面倒、忘れそう」という方はGLP-1注射薬をすすめられやすいです。

多くのGLP-1注射薬は「週に1回」の投与で済むため、毎日の食事制限のタイミングを気にする必要がありません。

また、胃を介さず直接体内に届くため、食欲抑制や減量の効果を実感しやすい傾向があります。

ちなみに、最近の注射針は非常に細く、痛みを感じにくい工夫がされています。

ただし、どれだけ痛みが少ないとはいえ、毎回針を刺すストレスがゼロにはなりません。

また、薬を冷蔵庫で保管する必要があるため、長期の外出時などの管理に少しコツがいります

GLP-1経口薬と注射薬を比較|GLP-1受容体作動薬一覧

比較項目 リベルサス
飲み薬タイプ

(リベルサス)
マンジャロ
注射タイプ

(マンジャロ、オゼンピック、サクセンダなど)
使用方法 口から服用する 皮下に注射する
使用頻度 毎日服用 毎日または週1回など薬により異なる
向いている人 注射に抵抗がある人 毎日服用するのが難しい人など

どちらがよいかは、効果だけで決めるものではありません。

生活リズムや服用ルールを守れるか、注射への抵抗感、既往歴、副作用の出方などを踏まえて医師と相談しながら選ぶことが大切です。

GLP-1飲み薬と注射薬の効果の違い

現在日本で承認されている主要なGLP-1受容体作動薬について、体重減少効果(ダイエット効果)の観点から臨床試験データに基づいた一般的な序列をまとめると、下記のようになります。

薬剤名(成分名) 体重減少率 タイプ
マンジャロ
マンジャロ (チルゼパチド)
高い 注射(週1)
ウゴービ
ウゴービ (セマグルチド)
高い 注射(週1)
オゼンピック
オゼンピック (セマグルチド)
やや高い 注射(週1)
リベルサス
リベルサス (セマグルチ
ド)
やや高い 飲み薬(毎日)

トルリシティ (デュラグルチド)
中程度 注射(週1)

※体重減少率は個人によって異なります

上記にあるようにマンジャロなどの注射薬の方がリベルサス(飲み薬)よりも、一般的には体重減少効果が高いとされています。※薬剤・用量・対象者・目的によって異なる

飲み薬の効果が低くなりやすい理由としては、胃腸での吸収率が低い(胃酸や消化酵素で分解されてしまう)ということ、飲み薬タイプだと高用量の投与が難しく食欲抑制・体重減少効果は抑えめになること、胃に食べ物や水分があると吸収率が落ちてしまうなど、効果を継続して出すのが意外と難しいことなどが挙げられます。

GLP-1飲み薬(リベルサス)の特徴

GLP-1飲み薬(リベルサス)の特徴について解説します。

自身での注射が不要なことや、毎日規則正しく飲んでいれば体重変化がみられることが大きなポイントでしょう。

注射が苦手な人でも選択肢になりやすい

GLP-1の飲み薬(リベルサス)は、針を使わないため、注射に抵抗がある人にもおすすめです。

注射タイプの場合、自分で皮下に注射する必要がある薬もあります。そのため、「針が怖い」「自己注射に不安がある」「注射の管理が負担に感じる」という人にとっては、飲み薬の方が始めやすいでしょう。

ただし、飲み薬だからといって、誰でも使えるわけではありません。既往歴や服用中の薬、妊娠・授乳の有無、副作用リスクなどによっては、使用が適さないこともあります。

飲み薬を希望する場合でも、医師に相談し、自分の体調や目的に合っているかを確認することが大切です。

服用方法に細かなルールがある

リベルサスは起床後の空腹時に服用し、服用後しばらくは飲食や他の薬の服用を避けなくてはなりません

飲む水の量も120ml以下という指定があり、服用方法を守らないと薬の吸収に影響する可能性があります。

服用時に注意したいポイントは以下です。

注意点 具体的な内容
服用タイミング 起床後の空腹時など、指定されたタイミングで飲む
水の量 120ml以下
服用後の飲食 一定時間、飲食を控える必要がある場合がある
他の薬との間隔 同時に飲むと吸収に影響する可能性がある
飲み忘れ時 自己判断で2回分をまとめて飲まない

経口薬タイプのリベルサスは毎日の服用が必要なケースが一般的です。

飲み方が不安な場合や、飲み忘れなどに不安を感じる場合は、事前に相談・確認をしておきましょう。

GLP-1飲み薬(リベルサス)のメリット

メリット1】針を使わない

注射タイプの場合、自分で皮下注射を行う必要がある薬もあります。

注射が苦手な人にとっては、針を刺すこと自体がストレスになり、治療を続けるハードルになるでしょう。

一方、飲み薬タイプのリベルサスであれば、口から服用できるため、以下のような人にとっても挑戦しやすいです。

リベルサスの服用をすすめられやすい人
  • 注射が怖い人
  • 自己注射に不安がある人
  • 針の管理が面倒に感じる人
  • 外出先で注射したくない人

針を使わないことで心理的な負担が軽くなり、継続しやすいと感じる人もいます。

メリット2】自宅で管理しやすい

リベルサスは自宅で服用できるため、生活に取り入れやすいでしょう。

注射タイプの場合、薬の保管方法や注射部位、針の処理などを確認する必要があります。

一方、リベルサスは針の準備や注射が不要なため、注射薬よりも管理の負担が少ないです。

自宅で管理する際は、以下のような点を意識すると続けやすくなります。

リベルサスの管理ポイント
  • 服用場所を決める
  • 服用時間を固定する
  • 飲み忘れ対策をする
  • 保管方法を確認する
  • 残数を確認する

リベルサスは、毎日正しく服用できるかどうかが重要です。

服用方法が生活リズムに合わない場合は、無理にリベルサスを選ぶのではなく、注射タイプも含めて医師に相談しましょう。

メリット3】心理的ハードルが下がりやすい

注射に抵抗がある人にとって、リベルサスは継続の心理的ハードルが下がりやすいです。

GLP-1を続けるうえでは、薬の効果だけでなく、「自分が無理なく続けられるか」も大切です。

注射への恐怖や不安が強い場合、薬そのものが合っていても、続けることが負担になることがあります。

飲み薬であれば、以下のような負担を感じにくいです。

リベルサスのポイント
  • 注射する前の緊張がない
  • 針を刺す痛みへの不安がない
  • 注射部位を確認する必要がない
  • 使用済み針の処理が不要
  • 家族に注射を見られる不安が少ない

ただし、リベルサスも毎日服用する手間があるため、注意が必要です。

GLP-1飲み薬(リベルサス)の注意点

飲み方を守らないと効果に影響する可能性がある

リベルサスは、服用方法に細かなルールがあります。

たとえば、起床後の空腹時に飲む、120ml以下の少量の水で服用する、服用後しばらく飲食や他の薬を避けるなどです。

これらのルールを守らないと薬の吸収に影響し、期待した効果を得にくくなる可能性があります。

飲み方が不安な場合は自己判断で調整せず、医師や薬剤師に確認しましょう。

副作用に注意する

GLP-1の飲み薬「リベルサス」でも、注射タイプと同じように副作用が起こることがあります。

代表的な副作用としては吐き気・下痢・便秘・胃もたれ・腹部不快感などの消化器症状です。

開始直後や用量を増やしたタイミングで出やすいことがあり、症状の程度には個人差があります。

GLP-1の飲み薬・リベルサスに関するよくある質問

GLP-1受容体作動薬の飲み薬は市販されている?

リベルサスなどのGLP-1受容体作動薬の飲み薬は市販されていません。 ドラッグストアや薬局で購入することはできず、必ず医師の診察と処方箋が必要です。

GLP-1受容体作動薬は患者の体質や既往歴、現在の血糖値などを総合的に判断して処方されるお薬です。

必ず医療機関(専門外来やオンライン診療を行っているクリニックなど)を受診し、医師の適切な管理のもとでGLP-1ダイエットを行いましょう。

GLP-1ダイエット薬を個人輸入で買うのは危険?

個人輸入で流通しているお薬の中には、本物そっくりの偽造品(偽薬)や、有害な不純物が混入した粗悪品が数多く紛れ込んでいます。

成分が全く入っていなくて痩せないだけならまだしも、海外では偽物のGLP-1注射薬や経口薬を使用したことによる深刻な健康被害や死亡例も報告されています。

また、個人輸入したお薬による健康被害はすべて自己責任となり、公的な救済制度は一切適用されません。

GLP-1の飲み薬は注射より効果が弱い?

GLP-1の飲み薬が、必ず注射より効果が弱いとは一概にはいえません。

効果の出方は、薬の種類・用量・服用方法・体質・食事内容・運動量などによって変わります。

飲み薬タイプでも正しい方法で服用できていなければ、薬の吸収に影響し、期待した効果を得にくくなる可能性があります。

一方で、注射タイプにも薬の種類や投与頻度の違いがあります。

「飲み薬と注射のどちらが痩せるか」だけで比較するのではなく、継続しやすさ、副作用、既往歴、生活リズムなどを含めて医師に相談することが大切です。

GLP-1の飲み薬は毎日飲みますか?

GLP-1の飲み薬は、毎日服用するタイプが一般的です。

ただし、薬の種類や状況によって服用方法が異なる場合もあるため、必ず医師の診断を仰ぐ必要があります。

GLP-1を飲み忘れたらどうしたらいい?

飲み忘れた場合の対応は、薬の種類によって異なります。自己判断で2回分をまとめて飲むことは避けましょう。

飲み忘れに気づいたタイミングや、次の服用時間までの間隔によって対応が変わることがあります。

あらかじめ医師や薬剤師に、飲み忘れた場合の対応を確認しておくと安心です。

飲み忘れが多い場合は、服用方法が生活リズムに合っていない可能性もあります。飲み薬の継続が難しい場合は、注射タイプも含めて医師に相談しましょう。

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