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カリグラム(CLIGRAM)は、Evidence Based Cosmetics.の考え方に基づき、医療機関でも実績のある成分や注目成分を、臨床データから導き出されたエビデンス濃度以上配合した濃厚かつシンプルな医療機関向け高濃度スキンケアシリーズです。
お肌にとって余分な成分を含まず、 主役級の成分を厳選・高濃度配合したシンプル処方により、最短で結果を導きだす効果が期待できます。
カリグラムの特徴を一言で表すと「ハイドロキノンを含まず安定型コウジ酸誘導体をメインにした医療機関専売コスメ」です。
これまで美容皮膚科業界で「美白剤」といえば第一の「ハイドロキノン」の名が上がります。
ハイドロキノンには強い漂白作用がある半面、製品の安全面にはまだ課題があり、ハイドロキノンの配合における世界の状況としては、ヨーロッパ、ASEANの多くの国では使用禁止となっており、アメリカにおいては配合濃度2%を越える場合は医師の処方が必要となっています。
カリグラムにはハイドロキノンが含まれておらず安定型コウジ酸誘導体を主成分としていることから、使用期間中に休薬期間は必要ないほか、ハイドロキノンアレルギーでハイドロキノンが使えない方も安心して使用できます。
「コウジ酸」が医薬部外品の美白有効成分として認識されるになったのは「麹を取り扱う職人の手が白く美しかった」ことがきっかけとなり研究がスタートしました。
「安定型コウジ酸誘導体」はコウジ酸を脂肪酸と結合させることに、より安定化した成分になったことで、化粧品中に安定的な配合が可能になり、高い親油性を持つことから肌への親和性が高い成分とされています。


コウジ酸が美白効果をもたらメカニズムとして、メラニンをつくる酵素の働きを抑える以外に、メラニンの生成が始まる前の「炎症」「情報伝達物質の産生」「活性酸素の酸性」の3つを早い段階で効果的に抑制すること、といわれています。
今回はカリグラムの中でも人気の高い「コジブライト」と「コジブライト・ボディー」の2種類を試してみました。

まずは安定型コウジ酸誘導体と3種類のビタミンCを含み、主に色素トラブルにアプローチする「コジブライト」。
なめらかで肌に伸びるテクスチャーで、香りはほとんどありません。
保湿や肌の色味改善以外にもハリに対しても効果が期待できます。

こちらはコジブライトのボディ用で、全身に使うことができるボトルタイプです。
ボディ用には安定型コウジ酸誘導体に加えて、ヒト型セラミド・パンテノールが配合されており、フェイシャル用と同様に色味に対してアプローチします。
テクスチャーはフェイシャルとほとんど変わりない一方で、香りはありホワイトフローラルのような高級感ある香りがついています。
使用部位として身体でくすみや透明感が気になる部位、また膝や肘などの摩擦が起きやすい部位で黒ずみが気になる箇所への使用がオススメです。
成分が酸化するのを防ぐため真空状態が保たれいている構造となっており、使うにつれて外形が凹んできますがポンプを開封せずに開けないように注意が必要です。