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ルミガンやビマトプロストは現在も緑内障の治療薬として使用されている、ビマトプロストを主成分とするお薬です。
緑内障の治療薬である一方、使っている患者様から「まつ毛が伸びる」「まつげが増えた」「まつ毛が濃くなった」といった副作用の報告があり、現在まつ毛の育毛剤として使用されることが多いお薬です。
多くのクリニックでまつげ美容液・まつげ育毛剤として「グラッシュビスタ・ルミガン・ビマトプロスト」の3種類を取り扱っているところが多く「違いは何だろう?」と思われた方も多いと思います。
グラッシュビスタ・ルミガン・ビマトプロストの3つのお薬はいずれも「ビマトプロスト」が主成分となっており、成分は同一です。
ルミガンは世界で初めて「睫毛の育毛美容液」としてFDA(米国食品医薬品局)から認可された医薬品であり、そのジェネリック医薬品が「ビマトプロスト」です。
緑内障治療用の主成分「ビマトプロスト」を含む点眼薬が「睫毛の貧毛」症状を改善するため、0.03%のビマトプロストを含有するルミガンとして医療用のまつげ育毛剤に転用されたことがきっかけで、日本国内においては「グラッシュビスタ」が唯一厚生労働省から認可を得たまつげ貧毛症治療(まつ毛貧毛症治療)医療用医薬品です。
薬剤名 | グラッシュビスタ | ルミガン | ビマトプロスト |
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写真 | ![]() | ![]() | ![]() |
成分 | ビマトプロスト 0.03% |
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内容量 | 5ml | 2.5ml | |
付属品 | 塗布用 ブラシ | なし | |
適応症 | まつ毛 貧毛症 | 緑内障 高眼圧症 |
|
処方 | 医師 |
医療用のまつげ美容液がオススメな方は下記に該当する方になります。
- まつげ貧毛症の方
- まつ毛エクステをしている方
- つけまつ毛の接着剤による肌への負担が心配な方
- マスカラやメイクに時間がかかってしまい悩んでいる方
- まつげの太さ・濃さ・長さを改善されたい方
- 眼力をアップさせたい方
- 市販のまつげ美容液では効果を実感できなかった方
ビマトプロストの副作用としては、
- 目のかゆみ・充血
- 目の痛み
- 目の乾き
- 目の異物感・むくみ
- 目回りの色素沈着
- 結膜炎など
の報告があり、副作用が続く場合やこれらで気になる症状が現れたときは使用を一時止めて医師に相談してください。

増毛効果を期待して1日に何回も塗布すると、目回りの黒ずみ(色素沈着)の原因となったりする場合があります。使用回数は1日1回と2回以上では差がないと報告されており、1日1回の使用にするようにしましょう。
マーチクリニックでは自宅や職場からオンライン診療を受けることができるサービスを提供しています。
診察料・処方料0円で医師の診断のもとお客様の症状に合う内服薬などを処方・お届けしています。

- まつげ美容液はどのタイミングで使用するのが良いですか?
- 1日1回、お風呂上りなどでメイクをすべて落としたタイミングでの使用をおすすめします。
- アプリケーターとは何ですか?
- まつ毛美容液を塗るときに使う道具でグラッシュビスタにはアプリケーターが付属していますが、ビマトプロスト・ルミガンには付属していません(クリニックによって別途ついている場合もありますが綿棒などで代用可能です)
- 上まつ毛・下まつ毛両方に使えますか?
- 上まつげのみに使用してください。下まつげに塗布すると目の中に入りやすく、また上まつ毛の生え際への塗布のみでも、まばたきによって下まつ毛の生え際にも付着するため、上下のまつ毛に効果があります。
- まつげ美容液の塗り方にコツはありますか?
- まつ毛の生え際を目頭から目尻に向かってアイライナーを引くように塗布し、重ね塗りは不要です。