低用量ピルをはじめたばかりのときなどは飲む習慣がまだなく、飲み忘れることがよくあります。
何日分飲み忘れてしまったか、またシートのどのタイミングで飲み忘れたのか、飲み忘れる前後で性行為があったかによって対処法が変わってきます。
通常ピルを飲み忘れても一分一秒を争うことはありません。
慌てず焦らずにまずは落ち着いて自分のケースがどれに該当するかチェックしましょう。
飲み忘れに気付いたタイミングですぐ飲み忘れた分の1錠を内服し、その日飲むピルは予定時間通りに内服してください。
一般的には24時間以内の飲み忘れであれば妊娠の可能性はほとんどないと言われています。
一方、第1週目の前半1~4錠目、または第3週目の後半18~21錠目付近の場合は妊娠する可能性が少し高くなるため、心配な場合はアフターピルを検討する必要があります。
前日の分と合わせて2錠まとめて内服します。
翌日以降はそのまま通常通り内服を継続します。
24時間以内の場合と同じく、一般的には妊娠の可能性はほとんどないと言われてい
飲み忘れに気付いた時点で「2錠まとめて」内服します。
翌日以降はそのまま通常通り内服を継続しますが、避妊効果が弱まるため1週間は他の避妊方法を併用してください。
アフターピルを検討しても良い場面
- 飲み忘れたタイミングがシートの第1週目で性交渉が前後にあったとき
連続して3日以上ピルの内服を忘れてしまった場合、高確率で生理がきてしまいます。
飲み忘れにより生理がすでに来てしまった場合は、残りのピルは使うことができないため、手元に残ったシートは破棄し、次の月経初日から新しいシートで内服を再開してください。