2025年もっとも読まれている記事はこちら

【医師監修】低用量ピルの成分を徹底解説!どの色のお薬にどの成分がどれだけ入っているかを説明

低用量・中用量ピルの成分や効果・効能を徹底解説

ピルの種類は?

まず使用されている黄体ホルモン別に4種類に分けられます。

黄体ホルモンによる分類(4種類)
  1. 第一世代(ノルエチステロン)
    シンフェーズ、フリウェルLD、ルナベルLD・ルナベルULD
  2. 第二世代(レボノルゲストレル)
    トリキュラー、アンジュ、ジェミーナ、ラベルフィーユ
  3. 第三世代(デソゲストレル)
    マーベロン、ファボワール
  4. 第四世代(ドロスピレノン)
    ヤーズ、ヤーズフレックス

続いて1シート内のホルモンの量の種類により「1相性・2相性・3相性」の3つ分けられます。

1シート全て同じホルモン量であれば1相性、2種類であれば2相性、3種類のものが3相性になります。

「より細かく分かれている3相性だから一番良い」ということではなく症状や目的に合わせて1相性・2相性・3相性から正しいピルを選択する必要があります。

第一世代(ノルエチステロン

フリウェルLD/ULDシンフェーズ・ルナベルLD/ULD、

日本で初めて製造が承認された低用量ピルで現在でも広く使われています。
生理時の出血量を減らしたり、生理痛を緩和・ニキビや肌荒れの改善や子宮内膜症に高い治療効果があることが特徴です。

主な副作用:不正性器出血、吐き気、頭痛、むくみ、過敏症、発疹など

第二世代(レボノルゲストレル)

3相性ピル

トリキュラー28・ラベルフィーユ・アンジュ・ジェミーナ

トリキュラーやラベルフィーユなどの第二世代のピルには「レボノルゲストレル」という黄体ホルモンが含まれており、ホルモンの配合量が3段階に分かれていることから3相性と呼ばれています。

ホルモン量を3段階に分けることで、人間本来のホルモンバランスに近づき、第一世代よりも副作用がでにくいと言われているほか、より高い避妊効果と生理痛・PMS(月経前症候群)の改善効果が期待できます。

薬品名錠数レボノルゲストレルエチニルエストラジオール
トリキュラー
ラベルフィーユ
赤褐色0.050mg0.030mg
白色0.075mg0.040mg
淡黄褐色0.0125mg0.030mg

主な副作用:頭痛、下腹部痛、乳房緊満感、吐き気、嘔吐、息切れ、過敏症、発疹、じん麻疹、肝機能異常、むくみ、浮腫、不正性器出血など

第三世代(デソゲストレル)

1相性ピル

先発品:マーベロン 後発品:ファボワール

黄体ホルモンとして第三世代のデソゲストレルが含まれているため、ニキビの原因の一つである皮脂の過剰分泌に関係する男性ホルモンを抑え、生理周期のニキビができやすい方にはおすすめです。

また成分がすべて同じであるため、生理をずらしたいときも次のシートの実薬を内服するだけで、簡単にずらすことができる点も人気の理由です。

薬剤名デソゲストレルエチニルエストラジオール
マーベロン
ファボワール
0.15mg0.030mg

主な副作用:頭痛、乳房痛、吐き気、視力障害、過敏症、発疹、肝機能障害など

第四世代(ドロスピレノン)

1相性ピル

ヤーズ・ヤーズフレックス

最も新しい第四世代の低用量ピルは「超低用量ピル」と呼ばれ、避妊効果が期待できる最小限のホルモン量で作られていることが特徴です。
副作用の原因ともなるエストロゲンの配合量も少いため比較的副作用が起こりづらく、また利尿ホルモンが主要ホルモンであることからむくみづらいことが特徴です。

またヤーズフレックスでは最大3ヵ月連続内服することで生理を3ヵ月止めることも可能です。

薬剤名ドロスピレノンエチニルエストラジオール
ヤーズ3mg0.020mg

主な副作用:頭痛、吐き気、不正子宮出血、凝固検査異常、性器出血、月経痛、下腹部痛など

避妊効果はいつから?

低用量ピルの服用開始のタイミングは月経開始後5日以内が望ましいとされています。
一方、妊娠していないことが確実でいつからでも開始することができますが、避妊効果を得られるタイミングは内服を開始した日で異なります。

月経開始5日以内から服薬をはじめた場合

内服開始直後からすぐに避妊効果が発揮されるといわれています。


月経開始6日以降から服薬をはじめた場合
内服開始から8日目以降で避妊効果が得られるといわれていますが、内服1~7日目まで他の避妊法を併用する必要があります。

おざこう先生
おざこう先生

生理不順でどのタイミングで内服を開始すれば良いか分からない場合は、内服8日目までは他の避妊方法を併用し、8日経過すれば避妊効果が得られると考えておきましょう。