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【医師監修】ウゴービはオンライン診療で処方してもらえる?条件や料金について解説

ウゴービはオンライン診療で処方してもらえる?

最近「ウゴービの取扱いはありますか?」というお問い合わせをいただくことが増えました。

ウゴービは、昨今医療ダイエットで注目されている「マンジャロ」と同じGLP-1受容体作動薬と呼ばれる種類のお薬で肥満症および肝硬変を伴わない代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)の治療に使われる医薬品です。

マンジャロと大きく異なる部分はウゴービは肥満症に対して国内で承認が取れているため条件を満たせば保険適用になる点があります。

今回この記事ではウゴービの特徴やマンジャロとの違い・またオンライン診療が可能かなどについて解説していきます。

ウゴービはオンライン診療で処方可能

ウゴービを取り扱っているクリニックは多くありませんがオンライン診療でも処方が可能なお薬です。

ウゴービの特徴としては厚生労働省に「肥満症の治療薬」として承認されたお薬であることが挙げられます。
ここでいう肥満症とは、単に体重が重たいという状態のみではなく、肥満に関連する健康障害がある、または将来の健康リスクが高く医学的な治療が必要と判断される状態を指します。

保険診療では、一定のBMI基準に加えて、高血圧や脂質異常症、2型糖尿病などの健康障害、食事や運動による治療を行っていることなど、複数の条件を満たす必要があり、原則としてウゴービをオンライン診療のみで保険診療として受けることはできません。

「保険でもらえれば安くダイエットできるのでは!?」と思う方もいると思いますが、 ウゴービの保険適用には、診察できる医療機関が大学病院などの比較的な大きな医療機関に限られる他、専門医による対面での診察や6ヶ月以上の食事療法・運動療法指導といった厳しい条件があります。

ウゴービが保険診療となる3つの条件

(1)投与対象となる患者要件
BMI 27以上+関連疾患2つ以上 or BMI 35以上の方
さらに6か月以上の生活習慣改善で効果不十分であること

(2)保険適用施設に求められる基準(施設要件)
内科系専門医の常勤・管理栄養士による栄養指導体制・学会認定施設であること

(3)治療医に求められる臨床経験と専門医資格(医師要件)
担当医師は肥満症・関連疾患の5年以上の臨床経験と指定学会の専門医資格を保有していること

ウゴービのオンライン診療から処方までの流れ

ウゴービをオンライン診療で受診する場合は、クリニックの予約・事前問診・医師による診察・決済・配送の順番で進むことが一般的です。

予約から問診・診察

まず、ウゴービを取り扱っている医療機関のWebサイトなどから診療日時を予約し、案内に従って問診票を入力します。
問診票では、身長、体重、BMI、直近の体重変化、食事や運動の状況、病気の治療歴、服用歴などがポイントになります。
また、もし過去に他のGLP-1受容体作動薬(マンジャロ・リベルサス・オゼンピック・ゼップバウンドなど)を使用した事がある場合はその旨も忘れず申告しましょう。
診察当日は、スマートフォンやパソコンで医師とビデオ通話を行い、問診内容をもとに治療の必要性や使用上の注意点を確認します。

医師が体重・BMI・既往歴を確認して処方を判断

ウゴービの処方では、現在の体重だけでなく、身長から算出したBMI、肥満に伴う健康障害、これまでの体重の推移などが確認されることが一般的です。
また持病として高血圧、脂質異常症、2型糖尿病、睡眠時無呼吸症候群などの有無は、治療方針を決める重要な情報であるほか、膵炎や胆のうの病気、重い胃腸障害、甲状腺に関する病気などの既往歴がある場合は、必ず医師へ伝えるようにしましょう。
問診・診察内容によっては処方は見送りとなり、対面診療や血液検査を先に行うこともあります。

処方後の注射の受け取りと自宅での使用方法

処方後は決済を行うと、基本数日程度で自宅など指定した場所へ配送されます。
ウゴービは冷蔵保存が必要なお薬であるため、クール便やチルド便で発送する医療機関がほとんどです。
ただクール便の場合、宅配ボックスや置き配が使えないことや、不在時の再配送期限が数日間しかなく、期限を過ぎてしまうと返品となってしまい再送料がかかる場合があるため、発送タイミングの確認や追跡番号からの日時指定を行うことが大切です。

次回の受診タイミング・配送タイミング・解約方法の確認

毎月届く定期プランがあるサービスが多く、その場合「次回配送から◯日前までなら解約可能」「最低◯ヶ月は継続」という条件があるケースが多く、日付を過ぎてしまうと予想外の請求が発生してしまう場合があります。
特に初回のクーポンなどを使っている場合は、2回目以降の薬代や送料、解約条件まで事前に確認するようにしましょう。

自由診療の場合はクリニックやサービスごとに価格にも大きな差があり、受診までの流れや決済方法・配送までの日数・アフターフォロー等については、事前に下調べやクチコミチェックすることが大事なポイントです。
オンライン診療のサービスは多数ある一方で、利用回数に縛りがあったり初回だけ安く2回目から高額になるパターンで悩まれている方をよく見かけます。

予約をする前に下記のポイントをチェックすることをおすすめします。

クリニック選びのポイント
  • 料金・価格
  • SNSやネット上でのクチコミ・評判
  • 契約プランの縛り回数の有無(例:3ヶ月未満は解約不可など)
  • 初回と2回目以降の価格差の有無
  • 送料(特にウゴービは冷蔵が必要なためクール便・チルド便対応の有無)
  • 解約などを行う場合の期限
  • 提携医療機関の評判・クチコミ

ウゴービの成分・mg・注射の仕組みをわかりやすく解説

ウゴービの有効成分はセマグルチドで、GLP-1というホルモンに関係する働きを利用して食欲や血糖値に影響を与える注射薬です。
通常は少ない用量から開始し、体調や効果を確認しながら医師の指示で段階的に調整します。
用量を増やすほど効果が強くなるとは限らず、吐き気などの副作用が強くなる可能性もあり、体重が思うように減らないからといって、予定より早く増量したり、複数回分をまとめて使用したりすることはせず、効果や副作用に疑問がある場合は必ず医師に相談しましょう。

ウゴービの一般的な使用スケジュール

一般的な使用方法は0.25 mg からスタートし、4週ごとに段階的に増量し、維持用量は 2.4 mg/週です。

添付文書で定められた用法・用量は次のとおりです。

投与期用量期間
導入期0.25 mg4週間
増量10.5 mg4週間
増量21.0 mg4週間
増量31.7 mg4週間
維持2.4 mg継続

ウゴービで期待できる体重減少とダイエット効果

ウゴービは、肥満症の治療において、食事療法や運動療法と組み合わせながら体重減少を目指す薬です。
短期間で見た目を変えるための美容目的の薬と考えるのではなく、肥満に関連する健康上のリスクを減らすことを含めて治療効果を評価します。

特に体重の変化は、開始時の体重、用量、食事、運動、生活習慣、持病などに左右されます。
体重だけで一喜一憂せず、血圧や血糖、腹囲、体調なども記録しながら、定期的に医師と治療方針を見直すことも大切です。

またウゴービの効果を感じるまでの期間には個人差があります。
開始直後は用量が少なく、体が薬に慣れることを優先するため、すぐに大きな体重変化が見られない場合もあります。
一方で、早い段階から食欲の変化を感じる方もいますが、吐き気や便秘などが強ければ治療の継続が難しくなることがあります。
数日単位の体重変化ではなく、数週間から数か月の推移を記録し、効果が乏しい場合も自己判断で中止や増量をせず、医師と相談しながら治療内容を適宜見直すようにしましょう。

ウゴービの副作用とオンライン診療で相談すべき症状

ウゴービは適切に使用していても、副作用が起こる可能性があります。
特に使用開始時や用量を増やしたときは、吐き気、食欲低下、便秘、下痢、嘔吐などの消化器症状が現れやすい傾向があります。
軽い症状であれば経過をみられることもありますが、症状が長引く場合や日常生活に支障がある場合は、オンライン診療を利用している医療機関へ相談してください。

特に強い腹痛や意識がぼんやりするなど、緊急性が疑われる症状はオンライン診療だけで済ませず、救急外来を含む対面医療機関を受診することが重要です。

吐き気・便秘・下痢など主な副作用と対処法

ウゴービの使用中には、吐き気、胃の不快感、食欲低下、便秘、下痢、嘔吐などが起こることがあります。
食事は一度に多く食べず、脂っこい料理や刺激の強い食品を避け、少量をゆっくり摂ると負担を抑えやすくなります。
水分を少しずつ補給し、便秘がある場合も、自己判断で下剤を使い続けず医師に相談してください。
症状が出た日、食事や水分の量、注射を行った日、便通の状態を記録しておくと、医師が用量や治療方針を判断しやすくなります。

強い腹痛や脱水など受診が必要な症状

我慢できないほどの強い腹痛、背中まで響く痛み、繰り返す嘔吐、血便、黄疸、尿量の減少、立っていられないほどのめまいがある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
強い腹痛は膵炎や胆のうに関する病気などの可能性があり、脱水が進むと重い体調不良につながることがあります。
症状が強いときは、次の注射を自己判断で続けず、処方を受けた医療機関・クリニックにまずは連絡・相談しましょう。

ウゴービが処方できないケース(禁忌)

重篤な過敏症の既往、甲状腺髄様癌の既往・家族歴、多発性内分泌腫瘍症2型の方は禁忌です。

添付文書に基づく禁忌は以下のとおりです。

  • 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある方
  • 甲状腺髄様癌の既往歴・家族歴のある方
  • 多発性内分泌腫瘍症 2 型の方
  • 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病の方

また以下に該当する方は 慎重投与または対象外となる場合があります。

  • 妊娠中・授乳中、妊娠の可能性がある方
  • 重度の胃腸障害、膵炎の既往がある方
  • 重症の腎機能障害・肝機能障害がある方
  • 経口避妊薬・ワーファリン等を服用中の方

該当する場合は、必ず処方前の問診で医師に相談が必要です。

ウゴービの臨床データ

ウゴービを使用すると、空腹感が弱くなったり、少ない量で満腹感を得やすくなったりすることがあります。
その結果として摂取エネルギーが減り、継続的な体重減少につながることが期待されます。
ただし、使用開始直後から大幅に体重が減るとは限らず、効果が実感できる時期や減少幅には個人差があります。
食事を極端に抜くと栄養不足や体調不良につながるため、医師や管理栄養士の助言を受けながら、たんぱく質や水分を確保し、無理のない食事を続けることが重要です。

食事・運動と組み合わせた医療ダイエットの進め方

ウゴービを使用していても、食事と運動を含む生活習慣の見直しは重要です。

特に体重減少に対してのウゴービはあくまでもダイエットのきっかけであり、生涯使用し続けるようなお薬でもありません。
ウゴービを使用しながらも食事では、極端な糖質制限や断食ではなく、野菜、主菜、副菜、適量の主食を組み合わせ、必要な栄養素を確保し体調に合わせて歩行や筋力トレーニングなどを行うことでウゴービ終了後もリバウンドしづらい身体を作ることができます。

ウゴービでよくある質問

ウゴービを1ヶ月分買ったら1本しか届かなかった。マンジャロは4本だったのに…

ウゴービには1ヶ月で1本の「MD」と使い切りの「SD」の2種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
MD(マルチ・ドーズ)
・1本で4回使える
・1本で1ヶ月使えるため冷蔵庫に保管してもスペースを取らない
・先端の針を毎回交換する必要がある
SD(シングル・ドーズ)
・1本1回で使い切り
・使い捨てのため衛生的だが、冷蔵庫内でスペースをとる
・先端の針は交換不要

マンジャロは家庭ごみOKと記載あったけど、ウゴービの廃棄方法は?

マンジャロはイーライリリーの公式Webサイトで廃棄方法は下記のように紹介されています。

収納されている針に触れずに、しっかりフタのできる固い容器に入れ(牛乳パックや薬の空容器など)、さらにごみ袋に入れて廃棄することが日本糖尿病協会作成の廃棄物適正処理啓発パンフレットに記載されております。

一方でウゴービについては通常のゴミとして捨てず、ノボ ノルディスク ファーマの適正処理ガイドやウゴービの正しい廃棄方法解説に従い、処方を受けた医療機関や薬局に相談・持参して回収を依頼するように記載があります。

最後に

ウゴービを含めた医療ダイエットの場合は「体重を減らすこと」だけを目的とせず「健康的な体型」を目指すことが大切です。
肥満症でもない体型の方が安易に長期間使用することは思わぬ副作用が起きてしまう可能性がある他、健康的でなく経済的な出費もかさんでしまいメリットは多くありません。
まず現在の身長・体重・BMI等においてウゴービの必要性などを医師と相談し無理のない治療計画を立てることにしましょう。

提携サービスの「SJ LIFE」ではウゴービを取り扱っています。
診察料0円。

ウゴービ0.25mg「19,800円」・0.5mg「36,300円」