昨今、からだの内面からお肌の美しさを引き出すための美容内服薬は、ますます注目を集めています。
特に人気のトラネキサム酸やグルタチオン、ハイチオール、シナール配合錠、ユベラなどは、シミやくすみ、毛穴の開きなどの肌トラブルを抱える多くの女性から支持されています。
これらの美容内服薬は、単に美しさを追求するためだけでなく、肌の健康を維持やシミ予防目的でも利用されることが増えています。
特に医療機関で処方された美容内服薬は、一般的なサプリメントと比較しても高用量による短期間での効果や高い安全性が期待できるため、美容に関心がある方にとって大きな助けとなっています。
今回この記事ではメインとなる美容内服の効果や、実際にトラネキサム酸やグルタチオン、ハイチオール、シナール配合錠、ユベラを処方してもらうための方法をご紹介します。
自分の肌に合った美容内服・美肌内服を見つけ、毎日内服する習慣を取り入れることで、内側からのお肌ケアを始めてみましょう。
サプリメントと美容内服薬は、いずれも見た目にはあまりありませんが、その性質や効果に大きな違いがあります。
サプリメントは一般的に食品として分類されるため、日常の食事で不足する栄養素やビタミンを補うことが主な役割です。
そのため長期間の服用しても問題ない用量で設計されていることが多く、服用期間の長さや効果にはバラつきがあります。
一方、美容内服薬は医師が処方する医療用医薬品で、厳しい臨床試験を経て承認されたお薬になります。
具体的な用法・用量をはじめ、効果や副作用についても明確に確認されており、即効性のある効果が期待でき、このことから、美容内服薬は効果の高さや安全性を重視する方にとって魅力的な選択肢となっています。
美容内服薬は、内服によってからだの内側から美肌効果を引き出すための有力な選択肢として人気を集めている一方、一言で「美容内服」「美肌内服」といっても組み合わせや価格・用量もクリニックによって様々です。
美容内服はより短期間で効果を実感するためには、自分の肌の状態や悩みに合わせた薬を選ぶことが重要です。
これらのポイントを踏まえた上で、具体的なおすすめ美容内服薬について詳しく見ていきます。
「安さ」だけでセットを選んだところ、他院と比べて用量も錠数も半分以下であった場合などもあり、受診する前にまずは何mgで１か月何錠がセットになっているかも確認しておくことをオススメします。
トラネキサム酸
トラネキサム酸は、美容内服薬の中でも特に人気のある成分です。
トラネキサム酸には肌のメラニン生成を抑える効果があり、シミや肝斑の改善に効果が期待できます。
また過去の研究ではシワの改善や皮脂分泌の抑制、炎症の軽減にも寄与することが確認されています。
トラネキサム酸は多機能の成分であり、美白だけでなくエイジングケアにも効果が期待できるため、幅広い年齢層の方に処方されています。
皮膚のかゆみ・食欲不振・吐き気・嘔吐・下痢・胸やけ、血栓症等
ハイチオール
ハイチオールはL-システインを主成分とする美容内服薬です。
ハイチオールは特に肌の代謝を正常化し、メラニンの排出を助ける効果があることで知られています。
加えて、シミを薄くする効果を持ち、肌のトーンを明るくする手助けをします。
サプリメントと異なり効果が具体的でそれぞれの効果に対してエビデンスもあることからお肌に悩みを抱える多くの方に支持されています。
便秘・胃腸の不快感・下痢・発疹等
ユベラ
ユベラは、ビタミンEを主成分としている美容内服薬です。
その中でもユベラはお肌の新陳代謝を促進する効果が注目されています。ビタミンEは強い抗酸化作用があることで知られ、お肌の老化防止効果が期待できるほか、メラニン色素の沈着を抑える働きがあり、シミやそばかすの予防に効果的です。
上記以外にも乾燥を防ぎ、潤いのある肌を保つための一助にもなる可能性があり、美肌内服薬としてユベラを利用することは、健康的な美肌を求める方にとって大変有意義です。
胃のむかつき・下痢・口の渇き・軽度の腹痛等
タチオン（グルタチオン）
タチオンは、主に抗酸化作用を持つ成分として知られています。
タチオンは体内のフリーラジカルを除去するのに役立ち、お肌のダメージを軽減する作用が期待できます。
また、お肌の再生を助ける機能もあり、長期的な内服によりタチオンが潤いのある健康的な肌へと導くため、美容内服においてタチオンが入っているセットが多いのはそのためになります。
グルタチオンという商品名で処方される場合もありますが、タチオンの後発品（ジェネリック）であり効果に大きな差はありません。
発疹、食欲不振、吐き気・嘔吐、胃痛等
美容内服薬を単独で使用するのも効果的ですが、適切な美容内服薬を組み合わせることで相乗効果が期待でき、より美しい肌づくりへと繋がります。
複数の内服薬を組み合わせることで、それぞれの成分が持つ特性を補い合い、トラブル肌の改善や美白、エイジングケアが実現しやすくなります。
特に美白や肌荒れ、ニキビの改善を目指す場合、美容皮膚科医の推奨する内服セットを服用することで短期間でより効率的に効果を感じやすくなります。
「美白・透明感」を目指す内服セットのおすすめ組み合わせ
美白・肌の透明感を目指す方には「トラネキサム酸・シナール配合錠（ビタミンC）・ハイチオール（L-システイン）」の3つをまずはお勧めします。
これらにはメラニンの生成を抑え、肌のトーンを均一にする効果があり、３剤の組み合わせにより、短期間でより効果的にシミやくすみを改善することが期待できます。
「ニキビ・ニキビ予防」を目指す内服セットのおすすめ組み合わせ
ニキビに悩む方にとっては皮脂のコントロールが重要なポイントになります。
ニキビ内服セットとして選ぶ場合は「シナール配合錠（ビタミンC）」に加えてビタミンB系の「ピドキサール」「リボフラビン」やこれらが合剤として１錠にまとまった「ビフロキシンやビタダン配合錠」をおすすめします。
特に後者のビタミンBについては炎症を軽減する作用があり、ニキビができにくい肌環境を整えます。
また加えるとすると「ビオチン」はビタミンHで肌の新陳代謝を促すことで、ニキビの再発を防ぐ助けとなります。
これらを組み合わせたセットで「ニキビ内服セット」としているクリニックが多く、適量のビタミンを補うことでニキビ予防やニキビの改善へとつながり、クリアな肌を目指すことができるため特に若い世代に人気のあるセットです。
近年、オンライン診療の普及により美容内服薬をオンライン診療で場所にしばられることなく手に入れることができるようになりました。
特に忙しい日常の中で、クリニックに足を運ぶ時間がない場合でも、オンラインでの診察を活用すれば、必要な内服薬を処方してもらうことができます。合わせて自宅での診察のため、恥ずかしさや不安を軽減できる点も大きな魅力です。
オンライン診察のメリット・デメリットとは？
オンライン診察は、非常に多くのメリットがあります。
まず通院の手間や外来での待ち時間が省けることが大きな利点です。
待ち時間１時間、診察が数分でお薬を受け取るまでにさらに１時間ということもよくあり、仕事で忙しい方や子育てでなかなか受診ができなかった人にとっては、自宅や職場から簡単に医師とつながれるため、時間を有効に活用できる点があります。
また、通常の診察と同様に、医師からの詳細なカウンセリングが受けられるのも魅力的なポイントの一つで、さらに再診が必要な際などでも、気軽に診察を受けることができるため、継続的なサポートが期待できます。
一方でデメリットとしては選択肢が増えすぎてしまい、どのクリニックでどのセットを選べば良いか悩んでしまう方も少なくないと思います。
「クチコミ」「錠数」「用量」からの「価格」を主なポイントにして、クリニックを探してみることをお勧めしています。
質の高いオンライン診察を提供するクリニックでは、セット以外にも個々の肌状態に合わせた単品での美肌内服の提案を受けることができるため、それぞれのお肌の悩みに対する最適な解決策が見つかる近道になります。
価格が安くても初回のみであったり、定期の回数に縛りがないか、また初診料や配送料が高額になっていないかもチェックするようにしましょう。
自身にあった美容内服薬を服用することで、身体の内側から健康なお肌と美しさを引き出すことができます。
美容内服薬はサプリメントと異なり、即効性のある効果を実感できることが多く、肌の悩みに対応した成分が豊富に含まれています。
特に、トラネキサム酸やハイチオール、ユベラ、シナール配合錠、タチオン（グルタチオン）などは、多くの美容クリニックで人気があり、悩みに合った内服薬を選ぶことで、より良い結果を得ることが期待できます。
加えてオンライン診察を活用することで、場所ととらわれずに手軽に自分に最適な治療を受けることができるため、生活スタイルに合わせた利用が可能です。
今後の美容においては、美容内服が美容の中でも重要な役割を果たすことが期待されることから、正しい知識を持った上で、美容内服薬を生活に取り入れ、内側からの美しさを追求することでより健康的で輝く肌を手に入れましょう。
