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ビタミンB配合錠(ビタダン配合錠・ノイロビタン)について解説

ビタダン配合錠・ビタノイリン・ノイロビタンの比較

ビタミンBを含む配合錠にはビタダン配合錠やノイロビタン、ビタノイリンなど様々な種類があります。
今回はそれぞれのビタミンB配合錠に含まれる成分や効果について解説します。

ビタミンBの効果とは?

ビタミンB群にはB2やB6、B12などさまざまな種類がありますが主な役割はエネルギー代謝の補酵素です。
補酵素とは代謝をスムーズに行うためのいわば「潤滑油」のような働きで、補酵素が不足するとたとえ糖質・脂質・タンパク質を十分量接種したとしても体内の代謝はスムーズに行われず必要なエネルギーを生み出せない可能性があります。

ビタミンB1

ビタミンB1は水溶性ビタミンで不足している状態が続くと「脚気」という病気が発症する恐れがあります。
脚気は食欲不振が疲労感をはじめ、心不全や末梢神経障害などの症状が現れ、小さい頃によく友達と試した膝の下をたたくと足がはね上がる「膝蓋腱反射(しつがいけんはんしゃ)」が反応しなくなる場合、脚気が疑われます。

ビタミンB2

ビタミンB2は体内でエネルギーが作られることをサポートしたり、美容面では肌荒れ改善や育毛・抜け毛の予防、また眼精疲労の軽減などの効果があり、不足すると下記の症状が現れたりします。

【不足すると起きる症状】
・疲労感

・ニキビや肌荒れなどの皮膚トラブル

・口角炎や舌炎、咽頭炎などの口腔トラブル

・頭皮の皮脂増加

・眼精疲労・目の充血

【参考】国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「ビタミンB2」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/vitamin/detail175/

ビタミンB6

ビタミンB6は、他の栄養素と同じように糖質や脂質などの代謝を促す働きがあり、その中でも特にたんぱく質(アミノ酸)の代謝に深く関わっており粘膜や皮膚、髪の毛、歯など健康に保つ上で重要な役割を担っています。

また神経伝達物質であるGABAやセロトニン、アドレナリン、ドーパミンなどの合成もサポートしていることから心身面のサポートにもビタミンB6は重要といえます。

【不足すると起きる症状】
・皮膚炎・口内炎・蕁麻疹などの皮膚トラブルが起こる

・ストレスによるイライラ

・疲労感

ビタダン・ビタノイリン・ノイロビタンの成分比較

(1錠あたり)B1B2B6B12
ビタダン配合錠50mg5mg30mg0.25mg
ビタノイリン5050mg5mg30mg0.25mg
ビタノイリン2525mg2.5mg15mg0.125mg
ノイロビタン配合錠25mg2.5mg40mg0.25mg